unity1week「テーマ:密」 密林脱出ゲームの作成

久々にunity1weekに作品を出すことができました。

平日は殆ど作業ができず、水曜日の休みも怠けてしまったため、休みを取っていた金曜日からの実質3日間での製作となりました。

■5月1日

「密」といったテーマでしたが、あんまりコロナ連想のものにしたくなかったため、何となく密林をテーマにしようと考えました。以前から自動生成迷路のゲームを作ってみたいという思いがあったので、迷路ゲームにしました。

本当の密林にするとグラフィックが面倒になるので、壁面は密林にかけて例の段ボールにしました。本当は「ブラックと言われる某社からの脱出」みたいなイメージも持っていたのですが、なんか有耶無耶になりました。

 

この日は迷路生成コードの作成で一日を費やしてしまいました。アルゴリズムとしては、穴掘り法を採用しています。最も簡単と言われる棒倒し法は以前に作ったことがあったのですが、あんまり面白い迷路にならなかったため、こちらにしました。穴掘り法も、「開始点から放射状の迷路になる」というクセがあるのですが、本作ではマッピング機能も実装しないため、「ある程度ゴールの方角に進んでいればゴールできる」という意味で、このクセも利点と捉えることにしました。

 

■5月2日

1日目に作成した迷路は右手法なり左手方なりでクリアできてしまうものなので、ただ歩いてゴールを目指すのだと作業になってしまいます。そこで、お邪魔キャラとして監視ロボットを置くことにしました。このロボット制作で一日かかってしまいました。ロボット自体は、正面に壁があるときのみ曲がる方向の抽選を行い、方向を変えるようにしています。ロボットの正面視野角内にプレイヤーがおり、間に壁が無い場合は、プレイヤーを最後に見た位置に向かって移動します。実はロボットと壁との間に判定はなく、壁抜けも可能な作りになっています。しかし、ロボットが最後にプレイヤーを見た場所=現在位置から直線で通れる場所 であるため、あんまり問題にならないと判断しました。

ロボットにサーチライトを付けることでプレイヤーがロボットの接近を察知できるようにしました。これに伴い、それまで明るいイメージで作成していたフィールドを暗くしました。また、プロペラ音をロボットに出させることで音で壁向こうの存在も気付けるようにしました。

これだけだとロボットとのすれ違いが難しいので、安全地帯として草むらを用意しました。通路の1/3の割合で配置していますが、もっと少なくても良かったかもしれません。

なお、ロボットの3Dモデルは以前から作成していたSTGの雑魚的のものを使用しました。STGでは自機にショットで薙ぎ払われる存在ですが、一般人視点で見ると結構脅威に見えるものですね。

 

■5月3日

提出日です。タイトル画面やクリア・ゲームオーバー、効果音など、ゲームとしての制裁に必要な部分を一気に作りました。

 

■5月4日

マウスカーソルが動くことでゲームをプレイしにくくなる問題があったのですが、コメントで回避方法を教えてくれた方が居たため反映しました。また、BGMを追加したり音量を調整したりしました。

 

■5月5日

配信でプレイ頂いたのですが、ステージ遷移にバグが入っていることが判明しました

どうも、5月4日の更新時に入ってしまったようです…。また、ドッキリゲーにするつもりは無かったのですが、クリア時の効果音で驚かしてしまっていました。この辺を修正し、カメラの旋回速度も調整できるようにしました。前回(テーマ:ぎりぎり)の時といい、ある程度ゲームをされている方には初見でサクッと抜けられてしまう作りをしてしまっているようです。難しすれば良いというものでもありませんが、もう少しプレイを続けられる仕組みを入れたいところです。

 

■更新点

ロボットやステージギミックの追加とかもそうですが、ステージ遷移をもっと生かせるように作る必要があると感じました。ステージ1などは、5 x 5のロボットなし、ステージ2は小さいステージでロボット1台のような、チュートリアルからスタートするような構成が入れられればよかったなと思います。